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地下帝国へ

著者……斎藤茂男→→著者略歴と主要著訳書
1450円 ●2刷 四六判 302頁 1989年12月発行

経済大国の繁栄の暗部でうごめく黒い影。政治家をあやつり、暴利をむさぼる「モノ」「カネ」に憑かれた男たち。疑獄事件の取材を中心に、日本の地下帝国へと案内する。
天皇問題、ジャーナリズム問題に関する取材も収録した。

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【主要目次】
《日本地下帝国》
黒い蜜の物語
  • ワシントンからの衝撃波
  • 野郎のシッポ
  • 巨悪はしたたかだった
幻の大疑獄---知りすぎた男との会見記
  • ロッキードの夏
  • 外国人口座
  • 海部氏との出会い
  • 岸人脈への接近
  • 岸信介出馬す
  • 「児玉公開状」の意味
  • カネの受け渡し
  • 「生命にかかわる」
  • 「ファントムは幻」
  • 「海部メモ」を含む極秘資料
  • 「良心に恥じる思い出」
繁栄の暗部
  • 救世主が登場した
  • 二つの顔を持つ男
  • 2年後に20倍で売る
  • 内紛を逆手にとる
  • 黒い力に守られて肥大する
この栄華
  • 2DK30戸分の豪邸
  • 戦争で儲け敗戦で稼ぐ
  • 廃虚のなかでホテルを買収
  • ベトナム戦場で荒かせぎ
  • 男たちに快楽を売る
  • 夜の世界にも野望
  • 目立たぬ貧農の子
戦後社会の毒素
  • 戦争犯罪の構造いまも
《いまジャーナリズムで何が問題か》
本多勝一記者との対話
  • ロッキード報道と記者の姿勢
  • シロウトの立場
  • 量産される秀才バカ
  • 民族滅亡の時代
  • 衰退の進行状況
  • サンプルとしての児玉誉士夫
  • 8・15の垣根をとび越えた者
  • やろうとしてやれなかった取材
  • 単純な動機から継続取材へ
  • こだわりつづけること
  • ジャーナリズムとは相容れぬもの
  • ルポルタージュの時代がやってくる
幻想に酔った日々
仕事場の朝
模造事実
《ミッチーからXデーへ》
「現代シンデレラ物語」をめぐって---ミッチーブームの裏側
  • 予想を超す巨大な波紋
  • 新しい皇室への戦略
  • 新支配階級の“嫡出子”
  • 政治的関心の“鎮静剤”に
日本人横井庄一の証言
  • 元日本兵発見の第一報
  • 忽然と登場した“死者”
  • 「ご奉公できず恥ずかしい」
  • あなたは何を訴えるのですか
  • 忠勇なる兵士の供給源
  • 天皇中心イデオロギーの呪縛
  • 天皇の戦争責任を問う声
  • 歴史に学ばない不感症社会
天皇の赤子の絶望と日本人
  • 腕のない韓国人
  • 飢餓の孤島へ
  • 人間が食われた!
  • 絶望は深く
  • “チョーセン帰れ”の思想
天皇とメディア
  • 人情史観が「日本列島ご快癒祈願」を演出
  • 少数者弾圧と管理が生む危機的状況
  • 天皇「重体」ではじめて自立と自由のうねり
  • 閉じられた情報回路に風穴を開けよう
  • なぜ書かない?ジャーナリズムの戦争責任
  • マスコミの「超過密労働」は危機的状況
象徴天皇制で大論議を!---若い法律家へのメッセージ
  • 過去に目を閉ざすまい
  • 政治力学の産物
  • 人間の自立と対立する
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