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愛することと働くこと 学校・家族・仕事をめぐる対話

【書評再録】


●共同通信全国配信記事(信濃毎日新聞ほか)(1997年3月22日)=男も女も大人も子どもも、エリート志向の時代のストレスで、心が悲鳴をあげている。
教育ジャーナリストの保坂展人と、行動型カウンセラー三沢直子は「心の強さは人によって違う」として、早期教育、いじめ、不登校、アダルトチルドレンなどの現象を、対話によってダイナミックに浮き彫りにしていく。
現代の心の問題と解決策を、カウンセリングのノウハウも含めて網羅した好著。

●NHK「すくすくネットワーク」評(1999年11月号)=子どもと2人で閉じこもってしまう母子カプセルの危険性を指摘し、母親にとって、子どもにとって、そして男性にとって生きていくうえで何が大切なのかを考えさせてくれるきっかけになる本だと思います。

●産経新聞評(1997年4月16日)=育児や教育の在り方、夫婦分業など家族を取り巻くさまざまな問題に対し、心の強さは人によって違うと訴える。

●婦人展望評(1997年10月号)=本書は、教育ジャーナリストと心理カウンセラーの著者らが、それぞれの取材やカウンセリングの中で見られた学校、家庭、職場の問題を軸に語った12時間余りにおよぶ対話を収録したもの。
随所に付されている26のコラムには豊富な情報と問題提起が含まれている。

●ほんコミニケート評(1997年5月号)=いじめ、不登校、公文式に代表される早期教育などを取材してきた教育ジャーナリストと、「お母さんのカウンセリングルーム」などで家族の問題に真正面から取り組んできた行動型の心理カウンセラーの2人が、いかに自分の殻を脱ぎ、愛することと、働くことのバランスをとるかを語り合います。
心の居場所を求めてさまよう子どもたち、その荒廃の向こうに見え隠れする父親像、親になって初めて自分捜しを始める母親たち---そこに共通する深い孤独感。そんな心のSOSに、静かに答えてくれる一冊です。

●MOM(ジャスコ会員誌)評(1998年3月号)=教育ジャーナリスト保坂展人と行動型カウンセラー三沢直子が「心の強さは人によって違うもの」として、早期教育、いじめ、不登校、アダルトチルドレンなどの現代社会の悩める現象を対話形式で浮き彫りにしつつ、その問題を解決する糸口を示唆してくれます。一生懸命生きるすべての人にエールを送る一冊。

●小5教育技術評(1998年6月号)=いじめ、不登校、刺殺事件……と、学校や教育の問題が大きく社会問題としてクローズアップされて久しいが、これといって解決策が見出せぬままになっている。
本書は、学校、家族、仕事をめぐる対話を通して、失ってしまった何かをとりもどそうと提言している。
家族関係、教育と父親の存在、母親と社会進出のあり方など、大人たちが、今何を考え、何を求めて、何をどう変えていくか、改善していくかを説いている。
心理学的に分析された数々の課題について、ともに考えていきたい内容である。
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