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21世紀のサムライ 新・武士道が日本の未来を切り拓く

【書評再録】


●東京新聞評(2000年10月23日)=今後、日本の若者が世界の舞台で指導的な役割を果たすために必要な人間像は何か。今の日本の若者たちの中には、人種や文化、男女の差異を超えて普遍性を抱く人たちがいる。コーウィンさんはこうした新しい日本人像を「ニューサムライ」と呼ぶ。
半世紀にわたって日本で活動した宗教者は、21世紀の日本人に大きな期待を寄せている。

●キリスト新聞評(2000年3月4日)=本書は「異文化にある人間、日本人の心と知性を描きそう」としたものである。
日本の武士道と米国のキリスト教、それぞれの文化や宗教を背景に、祖父、父、子、孫の4代にわたる信仰を通して、日本人のアイデンティティ、「サムライの精神」の限界に気づき、21世紀を切り拓くニューサムライ(新・武士道)とは何かを、互いの交わりと対話を通して確認し明らかにしていく。読みごたえがある。

●クリスチャン新聞評(1999年12月19日)=宣教師が描いた大河小説。新しい世紀を生きる日本のクリスチャンを「ニューサムライ」という名称を用いてその働きの多様性と信仰の姿勢を示唆する。古い世代のサムライ精神を高く評価しつつ、その精神の限界と不足をも指摘する。サムライに信仰と希望と愛をプラスした人たちがニューサムライであると。そしてそれこそが我々をより高いところに導き、支離滅裂に見える一人ひとりの過去に意味を与えてくれると結ぶ。
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