大八木和久(おおやぎ かずひさ)略歴
1950年生まれ。小学生の時に石に興味を持ち、中学生になって化石と出会う。地元の近江カルストをフィールドとするが、中学・高校と徐々に活動範囲を広げ、高校卒業後、総走行距離1万3000Kmにもおよぶ自転車による日本一周化石旅行に出る。
その後、滋賀県職員となり、16年あまりの公務員時代を経たあと、自由人の道を選ぶ。1年の半分を北海道で過ごし、あとは全国を駆け巡っての化石採集、自然の写真撮影と多忙な日々を送るが、1996年より約3年間、地元滋賀県の多賀町立博物館・建設準備室に籍を置き、開設に尽力。現在は水口町の「みなくち子どもの森自然館」の展示監修委員として化石展示のアドバイスを行なっている。
化石の標本は現在、7500点を超える。クリーニング・整理・記録・保管は完璧だが、最大の悩みは保管場所の確保だという。
化石コレクターと呼ばれることを嫌い、自ら産地を開拓し、採集とクリーニングを楽しんでいる。「化石を生かすも殺すも採集後のクリーニングしだい」と語り、自分で採集した化石のみならず、後輩の採集した化石まで心を込めてクリーニングし、その技術は自他共に認めるものがある。
いつか、自分の採集した化石で自前の博物館をつくるのが夢。
主な著書
産地別 日本の化石650選 本でみる化石博物館・新館」、
産地別 日本の化石800選 本でみる化石博物館」、
日本全国化石採集の旅 化石が僕を呼んでいる」、
続・日本全国化石採集の旅 まだまだ化石が僕を呼んでいる」、
日本全国化石採集の旅・完結編 いつまでも化石が僕を呼んでいる」(以上 築地書館)など。


産地別日本の化石800選の表紙画像 続・日本全国化石採集の旅の表紙画像 完結編・日本全国化石採集の旅の表紙画像 日本全国化石採集の旅の表紙画像
トップページへ