三〇代が読んだ『わだつみ』 著者……堀切和雅
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1650円 ●4刷 四六判 222頁 1993年7月発行
50年前、20代で死線を越えていった青年たち。 その魂のかけら、あの『きけ わだつみのこえ』をはじめとする遺稿の数々を、1980年代に青春を送った一人の若者が懸命に読み解く。 一人ひとりの懊悩に、あるいは勇奮の気負い立ちに、深く沈潜していくようにして…… 死者を「記憶」することの真正の意味とは何か。そして「歴史」とは? 消えゆく「戦中派」と、それ以後の世代を架橋する、画期的な試み。
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