【主要目次】 |
第1章・日本と東アジア |
- 勝海舟と明治日本のアジア観
(幕末から明治へ/新しい価値観の台頭/新しい国家意識の成長/日清戦争をめぐって/近代日本の中国認識/中国認識の視点/「文明開化」への不満/アジア主義の質について) |
- 近代中国の福沢諭吉理解
(日本の思想と現実についてのとらえ方/清末期の福沢紹介/独立・自由・権利に関する梁啓超の理解/「和文漢読」の読み方/日本経由の西洋文明導入/福沢理解の断絶と連続/異文化理解の思考様式) |
- 戦後の日韓関係と歴史教育
(高まる関心、乏しい知識/なぜ「戦後の日本とアジア」なのか/日本史教科書に見る「戦後日本とアジア」/アジアに対する戦後「処理」の実像) |
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第2章・近代日本と軍 |
- 明治新国家と兵士 世界舞台への登場
(はじめに/明治日本の新式軍隊/兵士と新国家/戦争の教訓/世界の舞台での日本兵士/おわりに) |
- 安全保障の条件 大正・昭和期の軍
(藩閥指導者の時代/田中と宇垣の時代/皇道派と統制派/地理的膨張の思想/技術の倒錯/「過慮」の弊害) |
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第3章・近代日本のジャーナリズム |
- 大正期の総合雑誌と「文明批評家」たち
(前史/大正デモクラシーと「中央公論」および「大阪朝日」/大正8年という年/大正期における総合雑誌の変化) |
- 昭和戦前期のジャーナリズムの諸相
(ジャーナリズムの構造変化/マスメディアの登場/白虹事件と不偏不党/新聞と普通選挙/新聞の寡占化/国策メディアとしてのラジオ/軽視される自由/エスカレートするタテマエ論) |
- 戦後メディアの戦争責任の取り方(新聞社/出版社/メディアをとりまくもの)
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第4章・近代日本の財政と政治 |
- 井上馨の財政論と国会論
(絶対主義論と近代化論/明治維新の四つの目標/工業化は下から、民主化は上から/天皇の詔勅と大久保派の不満/井上馨と福沢諭吉) |
- 財政家・政治家としての高橋是清
(高橋是清の略歴/銀行家としての高橋是清/財政家としての高橋是清/政治家としての高橋是清/財政と国防・外交) |
- 井上準之助の財政金融政策と当時の外交
(日本における国際金融家の登場/最初の国際金融家としての高橋是清/主役の交代/井上準之助の時代) |
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第5章・歴史教育と文部行政 |
- 近代日本の教育内容政策とそのアジア認識
(検討課題の限定/教育課程政策変動の概略/教科書行政の変動/戦前教科書に見るアジア認識の質) |
- 戦前期日本の「国史」教育と植民地
(日本教育史上の盲点・植民地の教科書/戦争責任と植民地の教科書/3種類の国民学校国史教科書/植民地での先導的施行/大東亜会議と国史教科書/国史教科書に見る朝鮮と台湾の違い) |
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