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胎児化の話

著者……井尻正二 →→著者略歴と主要著訳書
付言……斎藤公子 →→付言者略歴と主要著訳書
1450円 ●3刷 四六判 152頁 1990年12月発行

人間は性熟したサルの胎児か?
人類は類人猿から進化して生まれた、という進化論に対して、人間は類人猿の早熟な幼児である、つまり人間はサルの胎児化“赤ちゃん化”だというネオテニー説が、ひそかなブームになっている。
胎児化とは何か、その証拠とされることがらを検証し、胎児化説の誤りをわかりやすく解説する。

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【主要目次】
第1章・日本人の信仰と神様
  1. 日本の年中行事
  2. 宗教の起源と進化
  1. 日本人の神様
  2. シャーマニズムとは
第2章・胎児化説
  1. 人間の解剖学的特徴(性熟とは/アホロートルの胎児化/人間の体の特徴)
  2. 人間の進化(大脳化説/直立二足歩行説)
  3. 胎児化説の証拠
  4. 胎児化説の誤り(まるい顔/鼻曲り/前曲りの腟)
  5. 人間の進化と社会の進化(ポルトマン説/発育の遅滞説/社会の存在と生物の変化/ヒトと人間)
  6. まとめ
第3章・質問と答
  1. 進化と退化
  2. まっすぐな背骨
  3. ヒトの進化と性周期
  4. ヒトの処女膜
  5. 女子生徒の早熟
  6. ヒトの青年期
  1. 個体発生と系統発生の考え方
  2. 子供の社会科学教育
  3. 胎児化説と人種差別・男女差別
  4. 神道と呪術
  5. 日本の宗教と胎児化説の関係
付言
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