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出る杭になる
NGOでメシを食う!

著者……高見裕一 →→著者略歴と主要著訳書
1800円 四六判 266頁 1998年6月発行

長く日本の環境NGOの活動をリードし、市民派・環境派国会議員として活躍してきた著者が書き下ろした、日本を豊かに変革するためのNGO起業家論。
不用品交換会を全国規模で展開している「日本リサイクル運動市民の会」の設立から、オーガニック宅配「らでぃっしゅぼーや」の成功、ボランティア活動論までを語る。

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【主要目次】
第1章 NGOでメシを食う!
●「創職のススメ」
●市民運動の主役、NPO・NGOの現実
●市民運動が代弁すべき利益とは
●環境を志した二つの「事件」
●あっと言う間に人を集める「秘策」とは?
●市民が、マスコミが注目した「バタ屋さん」
●メシの食える市民運動をつくる
●数え切れない「門前払い」に耐える
●市民運動の原点は「営業活動」と見つけたり!
●日本の市民運動が抱える問題点
●印籠にひれ伏すのは悪人だけではない
第2章 オーガニック宅配「らでぃっしゅぼーや」の成功
●挫折の味
●リサイクルから有機農業運動へ
●有機野菜と「赤い羽根共同募金」の共通点
●宅配なんて、冗談じゃない!
●「らでぃっしゅぼーや」という変な名前?
●有機農家を訪ねる旅へ
●オーガニック流通革命を生んだシステム
●「らでぃっしゅぼーや」成功の三つの理由
●わがままと言われようと、タコと言われようと
●「遺言」
●「オーガニック栄えて、国滅ぶ」では困ります!
第3章 衆議院議員という仕事
●「バタ屋さん」が「泥棒」になる?
●いざ、国会へ
●公共事業は「やめられない、止まらない」ものなのか
●長良川の乱
●公共事業チェック機構をつくる
●工事のための工事、それが大規模林道だ!
●使命を感じてこだわった仕事
●地球環境の国際研究機関をつくる
●地球の未来のために刻んだ一歩
●市民が集う環境活動の拠点をつくる
●新しい地球文明の創造へ
●ムルロア環礁で「平和」を考える
●「政治果つる国」--ルワンダ難民キャンプにて
●政治家の本音1「目的を持つ議員と、議員が目的の議員」
●政治家の本音2「票にならないことはやらないシステム」
●政治家の本音3「国会議員はなぜ所属政党を変えるのか?」
●政治家の本音4「有権者に頭を下げない候補者」
第4章 「私にはボランティアをする権利がある」---阪神淡路大震災の記憶
●「死の実感」について
●重い記憶
●「議員をクビになってもいい。自衛隊を早く神戸へ!」
●嗚呼、東京遥かなり
●どこの国の民なのか
●官災、情災、そして地災
●市民には公共心が、行政にはパラダイムシフトが求められる
●震災ボランティアは行政の下請けか?
●市民不信国家をつくった市民の責任
●「押し付けボランティア」の傲慢さ
●ボランティアとNGOの関係について
●欧米NGOがすべてに優れているわけではない
●私にはボランティアをする権利がある
●メディアの責任は重い
●自分の命は自分で守ってください(子どもたちへの手紙)
第5章 環境政策は景気対策です---長期的な哲学と戦略
●生涯忘れまい!
●わが国の環境政策は公害対策だった
●エンド・オブ・パイプ型対策の終焉
●もはや先進国の看板もメッキがハゲている
●「製造者の責任でリサイクル」ができない日本
●わが国に環境政策のありや、なしや?
●環境政策なき国への代案
●「環境主義」の経済運営
●「環境主義」のグリーン税制
●「バージン原料」への課税で景気対策と国際貢献を
●「環境主義」の外交政策
●「官僚天動説」とは?
●「所管」との決別を!--行政改革への視点
●敵は大きい方がいい
●地球の未来に向けて環境省の機能強化を!
●問題先取りの重要性
●知る力と想像する力
第6章 出る杭は双葉より尖がる---あとがきにかえて
●フダ付きのアウトローだった
●市民運動にかけてきたもうひとつの理由
●進む者は別れなければならない
●ガリレオの勇気を! コペルニクスの世界観を!
●ソーシャルデザインということ
●夢を描く新しい絵の具を手に入れました
●自分を信じる力(若人への手紙から)
●本当の豊かさを探す新たな旅へ
●ライフワークとは?
付録1 地球という星の「診断書」を書いてみる
●地球あってのモノダネのはずが……
●「野菜が体によい」とは限らない!
●経済効率の追求が野菜を毒物にしてしまった
●毒入り野菜をつくる真犯人は?
●緩慢な死へと向かう社会
●ゴミに埋まっていく私たちの生活
●生命維持装置・オゾン層に穴をあけるフロン
●オゾン層減少で魚が減り、皮膚ガンが増える
●少なく見積もっても一度上がる平均気温
●海面が上昇することで発生する被害
●病気の蔓延、食糧不足、そして……
●子孫をつくらせない環境ホルモンの恐怖
●ほんのわずかな量できく絶滅の処方箋
●悪いのは、科学でも技術でもない
付録2 健やかないのちを未来へとつなぐ市民事業カタログ
●木を切らず、木を植える21世紀の紙「非木材紙/ツリー・フリー・ペーパー」
●楽しみながらリサイクル!「フリーマーケット」
●地域に根ざしたリサイクル情報のメディア「コミュニケーション・ボード」
●ひとりで悩まずみんなで話し、考えよう!「アトピッ子地球の子ネットワーク」
●買い物するだけで環境活動に貢献できる「OMCエコロジーカード」
●お得な市外通話が環境に役立つ!「エコロジーダイアル」
●健やかな食卓を未来の世代まで「らでぃっしゅぼーや」
●第三世界市民の自立を目指す「オルタナティブ・トレーディング」
●オーガニックをさらに幅広く「直営店舗&オーガニック・サプライ」
●健康と環境に配慮した「エコロジー・グッズ」開発・販売
●水を汚す最大要因、家庭雑排水を浄化「循環型水浄化システム(合併浄化槽)」
●天然ブナ林が浄化した水で「オーガニック・ビール」事業
●日本初、環境問題の総合情報センター「ジャパンエコロジーセンター(JEC)」
●21世紀へ企業社会をナビゲート「グリーンマーケティング研究所(GMI)」
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