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「百姓仕事」が自然をつくるの表紙画像 「百姓仕事」が自然をつくる
2400年めの赤トンボ

著者……宇根豊 →→著者略歴と主要著書
1600円 四六判 248頁 2001年4月発行

田んぼ、里山、赤トンボ、きらきら光るススキの原、畔に咲き誇る彼岸花……美しい日本の風景は、農業が生産してきたのだ。
生き物のにぎわいと結ばれてきた百姓仕事の心地よさと面白さを語り尽くす、ニッポン農業再生宣言。

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【主要目次】
1章・人はなぜ、赤トンボが好きか
  1. 赤トンボ、その表現の豊かさ
  2. トンボの語源
  1. なぜトンボの中でも赤トンボか
2章・人はなぜ、赤トンボの出生地を知らないのか
  1. 赤トンボの真実
  2. 日本人の自然観
  1. 赤トンボを好きなのは日本人だけか
3章・百姓仕事は、なぜ表現されていないか
  1. 赤トンボの出生を知らない百姓
  2. 農業と赤トンボ
  3. 虫見板が百姓仕事の見方を変えた
  1. せまい生産至上主義はいつから始まったか
  2. 百姓仕事の誤ったイメージ
  3. 「百姓」という言葉の本当の意味
4章・自然保護と農の和解
  1. なぜ、百姓は自然保護に嫌悪感を持ったのか
  2. なぜ、市民運動のトンボ池は生まれたのか
  3. 自然保護の新しい潮流
  1. 新しい近代化論をやろう
  2. 新しい百姓の出現と新しい農学の登場
5章・農のすべての表現へ
  1. 環境の本質
  2. 多面的機能論の登場
  1. 機能ではなく、めぐみへ
  2. 機能ではなく、仕事だ
6章・自然をどう評価するか
  1. なぜ、トンボやメダカや野の花が好きか
  2. この国の人間の美意識の根っこ
  1. 論理ではなく、実感で評価する
  2. 外部経済論から、デ・カップリングへの道
7章・新しい表現「田んぼの学校」
  1. 何を次代に伝えていくか
  2. 百姓仕事を伝える
  1. 赤トンボと同じ構造
  2. 『田んぼの学校』の評判
8章・赤トンボは人を見ている
  1. 百姓仕事を、自然の生きものは見ている
  2. 人は赤トンボを見なくなっていく
  3. 赤トンボを見る余裕の回復
  1. 時間をとりもどす
  2. 農と自然の研究所
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