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シルクロードでワインを造る

【書評再録】


●読売新聞「本と人」欄(1993年5月3日)=シルクロードの地、新疆・ウイグル自治区。この地で世界一のブドウ園とワイナリーを造ろうとロマンを追い続けるブドウ栽培技術者の奮闘記。

●オレンジページ評(1995年5月17日号)=シルクロードに世界一のワイナリーを造ることに挑戦した一技術者のドキュメンタリーです。ぶどうを鳥に食べられたショックや、試飲の感動などが生き生きと描かれ、胸が熱くなるほど。自分の手で何かを生み出すこと、夢を追うことのすばらしさが伝わります。

●グルメジャーナル評(1993年6月号)=1985年、筆者はブドウ栽培とワイン醸造の技術指導のため、一路、新疆へと飛んだ。以来、現地担当者との格闘の日々が始まる。試飲までに7年の歳月を要した記録である。
ワインを通じて新疆の市井価を高めたい、そんな情熱に支えられた筆者の奮闘の様子は葡萄栽培やワイン研究者としての使命を越えた気迫あるものだ。日々の暮らしや新疆人気質をスケッチ風に綴った文章にも驚きや発見が満載され、未知の国を限りなく目の前に披露してくれる。

●日中文化交流評(1993年7月1日号)=ぶどう園造り、ぶどう苗の植えつけ、栽培、何度も困難を乗り越えての初収穫と初仕込みを成し遂げていくことの難しさばかりでなく、技術指導をしていく中で接した新疆の人々との交流が心温かく愛情を込めて描かれている。
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