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戦後日本史と現代の課題 【共著者一覧】 | |
渡辺昭夫(わたなべ あきお)1932年生まれ。
大阪府立和泉高等学校卒業、1953年、東京大学入学、文学部国史学科ついで、同大学大学院に進学。明治政治史を専攻し、1960年、修士課程を修了。明治大学大学院で政治学を学んだあと、オーストラリア国立大学に留学しPh.D.を取得(国際関係論専攻)。香港大学、明治大学、東京大学で教鞭をとったあと、1993年より青山学院大学教授。 主な著書=「アジア・太平洋の国際関係と日本」(東京大学出版会)、「戦後日本の宰相たち」(中央公論社)などがある。 粟屋憲太郎(あわや けんたろう)1944年生まれ。 東京大学文学部国史学科卒業、東京大学大学院(修士)修了後、神戸大学教養部助教授を経て、立教大学教授。 主な著書=「昭和の歴史6昭和の政党」(小学館)、「東京裁判論」「十五年戦争期の政治と社会」(以上 大月書店)、「未決の戦争責任」(柏書房)などがある。 吉川洋子(よしかわ ようこ)1942年生まれ。 国際基督教大学卒業、シカゴ大学大学院修士修了後、1975年より京都産業大学で教鞭をとる。アテネオ・デ・マニラ大学講師、フィリピン大学研究員、ラ・サール大学教授(いずれも国際交流基金派遣)。専攻は国際関係論、フィリピン政治外交、日比関係。 主な著書・論文=「日比賠償外交交渉の研究」(勁草書房)、「フィリピン大統領の任命過程」「マルコス戒厳令体制の成立と崩壊」「米領フィリピンのマニラ日本人商業」「米領フィリピンの領域確定」「八七年比憲法の任命条項」など。フィリピン政治の動向分析多数。 五百旗頭真(いおきべ まこと)1943年、兵庫県生まれ。 1962年、私立六甲学院高校卒業。1967年、京都大学法学部卒業。1969年、京都大学法学修士。広島大学助手、助教授、ハーバード、ロンドン各大学客員研究員。1981年より神戸大学法学部教授。サントリー学芸賞、吉田茂賞受賞。現在、日本政治学会、日本国際政治学会などの理事。法学博士。専攻は日本政治史、政策過程論。研究テーマは「国際環境の中での日本」を変わらぬ関心とし、近現代日本の政治と外交を、戦前から現代に向かって、実証的な手法で研究している。目下、「戦後日本の形成」に取り組み中。 主な著書=「米国の日本占領政策」(中央公論社)、「日本政治外交史」(NHK出版)、「日米戦争と戦後日本」(大阪書籍)、「秩序変革期の日本の選択」(PHP研究所)などがある。 平石直昭(ひらいし なおあき)1945年、東京生まれ。 東京大学法学部卒業。千葉大学法経学部助教授などを経て、東京大学教授。専門は日本政治思想史。幕末の横井小楠から出発して、本居宣長、荻生徂徠、伊藤仁斎らを研究。徳川日本における近代的思惟の形成の跡付けに努力。最近は「アジア主義」など、近代日本の諸問題にも関心を向けている。 主な著書=「荻生徂徠年譜考」(平凡社)、「天」(三省堂)、「アジアから考える5近代化像」「アジアから考える7世界像の形成」(以上 東京大学出版会)などがある。 松下圭一(まつした けいいち)1929年、福井市生まれ。 法政大学教授。日本公共政策学会会長、日本政治学会元理事長。 主な著書=「市民政治理論の形成」「政策型思考と政治」「現代政治の基礎理論」(以上 東京大学出版会)、「市民自治の憲法理論」「日本の自治、文献」(以上 岩波新書)、「戦後政治の歴史と思想」(ちくま学芸文庫)その他多数。 天野正子(あまの まさこ)1938年、広島市生まれ。 千葉大学文学部教授を経て、お茶の水女子大学教授。専門は社会学、とりわけ「労働」と「家族・地域」の境界線上にある問題やアイデンティティ論に関心をもつ。ライフ・ワークとして、生活世界での「モノとヒト」の交渉史を描くことにより歴史の変動をとらえる試みをしている。 主な著書=「モノと女の戦後史--身体性・家庭性・社会性を軸に」(有信堂)、「戦後体験の発掘」(三省堂)、「戦後啓蒙思想の遺したもの」(久山社)、「生活者とはだれか--自律的市民像の系譜」(中公新書)などがある。 ノーマ・フィールド(Norma Field) シカゴ大学教授。専門は日本文学。近代文化。 主な著書・論文=「天皇の逝く国で」「悲惨な島国のパラドックス」「『なんとなくクリスタル』とポストモダニズムの徴候」「ネイティヴとエイリアン・汝と我--大江健三郎の神話・近代・虚構」「羨望、かったるさ、受難を越えて・在日コリアンとその他の日本人のための解放の政治学にむけて」ほか多数。 川本三郎(かわもと さぶろう)1944年、東京生まれ。 東京大学法学部政治学科卒業。評論家。 主な著書・訳書=「都市の感受性」(ちくま文庫)、「大正幻影」(新潮社)、「アカデミー賞」(中公新書)、「今ひとたびの戦後日本映画」(岩波書店)、トルーマン・カポーティ「夜の樹」(新潮文庫)、「荷風と東京」(都市出版)などがある。 北岡伸一(きたおか しんいち)1948年、京都市生まれ。 1971年、東京大学法学部卒業、1976年、同大学大学院博士課程修了、法学博士。立教大学講師、助教授、プリンストン大学客員研究員などを経て、1985年より立教大学教授。 主な著書=「日本陸軍と大陸政策」(東京大学出版会)、「清沢洌」「国際化時代の政治指導」「日米関係のリアリズム」(以上 中央公論社)、「自民党--政権党の38年」(読売新聞社)など。 伊藤隆(いとう たかし)1932年生まれ。 1961年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学社会科学研究所助手、東京都立大学法学部助教授を経て、1971年、東京大学文学部助教授、のち教授。1993年、定年退職し、亜細亜大学教授を経て、埼玉大学大学院政策科学研究科教授。日本近現代史専攻。 主な著書=「昭和初期政治史研究」「近衛新体制」「昭和期の政治」「昭和期の政治・続」などがあり、「重光葵手記」「牧野伸顕日記」ほか多数の史料刊行にかかわっている。 橋本寿朗(はしもと じゅろう)1946年、埼玉県生まれ。 東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了後、電気通信大学助教授、法政大学経営学部教授などを経て、東京大学教授。専攻は現代日本経済史、日本経済論。 主な著書=「大恐慌期の日本資本主義」「20世紀資本主義1」「日本企業システムの戦後史」(以上 東京大学出版会)、「日本経済論」(ミネルヴァ書房)、「戦後の日本経済」(岩波新書)など。 猪木武徳(いのき たけのり)1945年、滋賀県生まれ。 1968年、京都大学経済学部卒業後、米国マサチューセッツ工科大学Ph.D.、大阪大学経済学部助教授を経て、大阪大学教授。その間、オーストラリア国立大学、フランス国立科学研究所、ハーバード大学経済学部客員研究員、ベルギー・リエージュ大学客員教授などを務める。専門は労働経済学・社会思想。 主な著書=「経済思想」「高度成長」「新しい産業社会の条件」(以上 岩波書店)、「人材形成の国際比較」(東洋経済新報社)、「学校と工場」(読売新聞社)、「労働経済学」(創文社)などがある。 酒井哲哉(さかい てつや)1958年生まれ。 東京大学助教授。専攻は日本政治外交史。 主な著書・論文=「大正デモクラシー体制の崩壊」(東京大学出版会)、「英米協調と日中提携」「戦後日本外交における理想主義と現実主義」などがある。 李鍾元(リー・ジョンウォン)1953年、韓国大邱市生まれ。 国立ソウル大学中退後、国際基督教大学、東京大学大学院卒業。東京大学法学部助手、東北大学法学部助教授を経て、1996年より立教大学法学部助教授。専門は国際政治、東アジア国際関係。 主な著書・論文=「東アジア冷戦と韓米日関係」(東京大学出版会)、「東アジア冷戦と地域主義」「日韓会談とアメリカ」などがある。 山口二郎(やまぐち じろう)1958年、岡山市生まれ。 1981年、東京大学法学部卒業後、同学部助手、北海道大学法学部助教授を経て、1993年より北海道大学教授。専攻は行政学、政治学。 主な著書=「政治改革」(岩波書店)、「日本政治の同時代的読み方」(朝日新聞社)などがある。 岡崎哲二(おかざき てつじ)1958年、東京生まれ。 東京大学助教授。 主な著書=「現代日本経済システムの源流」(日本経済新聞社)、「日本の戦時経済」「日本の工業化と鉄鋼産業」(以上 東京大学出版会)、「The Japanese Firm : Sources of Competitive Strength」「The Role of Government in East Asian Development : Compartive Institutional Analysis」(以上 Oxford University Press)などがある。 坂本多加雄(さかもと たかお)1950年生まれ。 東京大学法学部卒業。同大学院法学政治学研究科博士課程修了。学習院大学教授。法学博士。専攻は日本政治思想史。 主な著書・論文=「山路愛山」(吉川弘文館)、「市場・道徳・秩序」(創文社)、「日本は自らの来歴を語りうるか」(筑摩書房)、「象徴天皇制度と日本の来歴」(都市出版)、「知識人」(読売新聞社)、「戦後50年問われる日本人の歴史感覚」「『らしさ』の倫理学再考」などがある。 | |
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