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悔恨のルソン

【書評再録】


●朝日新聞評(1989年8月27日)=太平洋戦争末期、ルソン島で地獄を見た元海軍将校の率直な自分史。
「決して戦争の道をたどらないために」という熱意に打たれよう。

●読書人評(1989年9月11日)=加害者、残虐行為、ないし戦争と狂気という点から見逃せない体験記。
これは、昭和の終焉とも連続とも無関係な、死を前にした者が初めて語った告白である。そしてそれはまたこの書の背後には、最後まで語られなかった無数の同種の---堕ちた日本人の---行為が、水面下に氷山のように多量に沈んでいることを想像させるのである。

●婦人民主新聞評(1989年10月16日)=海軍の暗号通信を解読する任務で従軍した元中尉の回想録。
こうした本はいくら書かれても足りることはないと感じた。
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