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産地別 日本の化石800選 本でみる化石博物館

【書評再録】


●毎日新聞評(2000年5月3日)=われわれは化石を通して地球や生命の歴史をたどれる。35年間に採集した832点の貴重な化石の産地別フィールド図鑑である。分類、採取地、時代、母岩、サイズを明記し、採集からクリーニングのポイントまでを教える。化石のミニ博物館だ。

●神奈川新聞評(2000年5月1日)=在野の化石研究者が35年かけて全国を歩き、採集した化石832点をカラー写真で紹介したフィールド図鑑。
化石を産地別、地質時代別に配列し、産地の様子や産出状況、採集風景などの写真も収録し、どこで、どのように採取されたのかを解説。野外での採集方法や種類の特定法のほか、化石のクリーニング、整理の仕方も丁寧に説明した。

●産経新聞評(2000年3月5日)=著者は35年をかけて7500点の化石を発掘、採集している人物。アンモナイトや貝類、甲殻類、魚類、昆虫などの動物化石を中心に、約800点がカラー写真で紹介されている。北海道から九州までのブロックごとにまとめられ、各化石の採集地が明らかにされているのがこの本の特徴で、“日本列島化石博物館”を思わせる力作だ。母岩から化石を取り出すクリーニングの技法も解説されている。
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