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環境ドラッグ あなたの子どもはなぜキレる

【書評再録】


●教育新聞評(1999年8月26日号)=子供たちがイラ立ち、キレやすくなっている。はたまた落ち着きがなく無気力である。その原因があれこれとりざたされ、いろいろな考察が巷で飛び交っているが、著者はズバリ、環境ホルモンによる汚染、環境ドラッグが子供たちのみならず、人類を侵していると警告している。
著者は、最近の様々な症状が「すべて化学物質汚染だ、などという気は毛頭ない」とした上で、「日本人の心の病に対する議論のなかで欠落しているものが環境ドラッグの視点である」とする。
本書でもたくさんのデータによる実証が試みられているため、その相関関係については、なるほどとうなずかされてしまう。
21世紀に向け、耳を傾ける要素がもりだくさんである。
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