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斎藤茂男取材ノート6 記者志願 【内容紹介】本書「まえがき」より | |||
「取材ノート」シリーズ完結編に当るこの最終巻には、主にジャーナリズムについて、あるいはメディアについて、私なりの考えを書いた文章を収録することにした。 第1部「人々の哀歓に寄り添って」は冒頭の「ある殺人事件」で集約的に書いたような、私が記者として「そうありたい」と願う姿についての短い文章を集めた。 第2章「現代の顔」はメディアの発信する情報を検証しながら、私なりの「メディアよ、かくあるべし」との提言めいた文章を収めた。 第3章「われらの仕事と人生」は、私の親しい友人たちに登場してもらって、彼らの語り口を借りて私のジャーナリズムへの懸念を語ったものである。 そして最後の「記者志願」は私自身を素材に、私が私を取材するようなつもりで、私という一人の男がなぜ記者に憧れ、記者になろうとし、そして何を取材し何を書こうとし、いまどんな記者になろうとし、どうやって現代を生きのびようとしているのか、という、いわば、私の「記者志願」の記録である。 | |||
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