鶴崎展巨(つるさき・のぶお)
1956年、愛媛県松山市に生まれる。
広島大学理学部生物学科動物学専攻卒業(1978 年)後、
1984年に北海道大学大学院理学研究科博士課程(動物学専攻)修了。理学博士。
1987年より2021年3月まで、鳥取大学教育学部助手、助教授、地域学部教授などを経て、農学部教授。
この間、鳥取大学附属中学校校長(2015─2019年)を併任。現在は、鳥取大学名誉教授。
専門分野は動物分類学・動物生態学・集団細胞遺伝学で、
おもにザトウムシ類の分類・地理的変異・染色体などを研究するかたわら、
山陰地方の動物相調査や鳥取砂丘の昆虫の保全などにも従事した。
日本蜘蛛学会会長(2006─2012 年)、鳥取県生物学会会長(2003─2020年)、日本分類学会連合代表(2012─2013年)。
日本土壌動物学会学会賞(2015年)、日本動物分類学会学会賞(2020年)、染色体学会学会賞(2023年)受賞。
著書に、『日本の昆虫地理学』(分担、東海大学出版会、1986)、『クモのはなし1、2』(分担、技報堂出版、1989)、
『進化生物学』(共訳、蒼樹書房、1991)、『日本産土壌動物検索図説』(分担、東海大学出版会、1991)、
『岩波生物学辞典 第4 版』(分担、岩波書店、1996)、『クモの生物学』(分担、東京大学出版会、2000)、
『中国土壌動物検索図鑑』(分担、科学出版社、1998)、『土壌動物学への招待』(共編、分担、東海大学出版会、2007)、
『生物学辞典』(分担、東京化学同人、2010)、『日本産土壌動物 第二版』(分担、東海大学出版部、2015)、
『Harvestmen』(分担、Harvard University Press、 2007)、『鳥取砂丘学』(分担、古今書院、2017)、
『一寸の虫にも魅惑のトリビア』(築地書館、2024)など。
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