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姫たちの伝説
古事記にひらいた女心

著者……中山千夏 →→著者略歴と主要著訳書
1650円 ●2刷 四六判 226頁 1994年4月発行

古事記中、多少とも物語のある姫たち全員、名だけの姫をあわせて77人が登場。
ナンパをかける女神、姫たちの叛乱、女性実力政治家や恋歌の話など、男顔負け、はつらつと、自由奔放に動きまわる古代の姫たちの物語を、ユーモラスな語り口で紹介する。
●登場する姫たちの名の原文表記、古代音を付した画期的な索引「姫たちのWHO'S WHO」付。

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【主要目次】
  1. 卜のこころ---あめつちはじめて開けしころ卜という姫あり
  2. 誘のこころ---あなにやしえをとこをと先に誘ふ姫あり
  3. 怒のこころ---庭踏みなずみ柏の葉投げうてて怒る姫あり
  4. 呪のこころ---鳥や魚の声よくききわけて呪術なす姫あり
  5. 助のこころ---助けんと水に入りてやや讚へらるる姫あり
  6. 醜のこころ---勢ひさかんのゆゑをもちて醜といふ姫あり
  7. 美のこころ---かたちならずて神々しくも美しき姫あり
  8. 流のこころ---しこめき争ひのまにまに流るるさだめの姫あり
  9. 叛のこころ---日の御子をふり叛していむかふ姫あり
  10. 立のこころ---合ふも去るもおのずから立ちてさだめる姫あり
  11. 政のこころ---くにたみをみちびき政をとりたる姫あり
  12. 産のこころ---月経ちて火なかに命かけて産む姫あり
  13. 老のこころ---老ひて宮に入りあつき恵みをうくる姫あり
  14. 歌のこころ---神の代に人の代にはろばろに歌ふ姫あり
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