【主要目次】 |
第1章・歴史の中の東京裁判 |
- 日本の近代化とアジア・太平洋戦争
(第一次世界大戦がもたらしたもの/戦争への道程/背伸びをした日本) |
- 東京裁判と戦争責任
(国際裁判の特徴/「通例の戦争犯罪」と「人道に対する罪」/「平和に対する罪」/国際連盟と戦争の違法化/不戦条約と満州事変/個人の処罰の問題) |
- 東京裁判とニュルンベルク裁判
(ニュルンベルク国際軍事裁判とニュルンベルク継続裁判/諸官庁裁判とユダヤ人強制移送問題/免責事由にならなかった「上からの命令」/ニュルンベルク裁判とその犯罪概念の射程--東京裁判との若干の比較) |
- コメント
|
第2章・国際政治の中の東京裁判 |
- 検察の論理と裁判の展開
(はじめに/検察の始動/起訴状の成立/公判の長期化/判事団の対立構造/東京裁判の論理/裁判批判の論理) |
- アメリカの対日政策と東京裁判
(アメリカの世論--正義の実現/初期の対日政策と戦犯裁判/裁判の長期化/新たな正義/アメリカの政策転換/おわりに) |
- 中国の立場とソ連の立場
(中国の人的、物的損失/中国の戦犯裁判/中国の戦犯処罰方針/中華民国政府の東京裁判への対応/ソ連の東京裁判に対する対応/むすび) |
- コメント
|
第3章・裁かれた人、裁かれなかった人 |
- 東条英機と石原莞爾
(陸軍軍人を研究するということ/なぜ石原は不起訴になったのか/被告訴追のための情報収集/「反対の表明」とは) |
- 広田弘毅と重光葵
(広田と重光--そのプロフィール/幣原外交における「英米協調」と「日中提携」/広田外交の展開/防共外交への傾斜と太平洋戦争の開幕/太平洋戦争期の重光外交/外交官の役割と評価--外交史の観点から) |
- 天皇と宮中
(蘆溝橋事件と天皇/日中戦争拡大と天皇/天皇不起訴の理由/天皇免責の歴史的意味/東京裁判と木戸) |
- コメント
|
第4章・東京裁判の意義 |
- 昭和史研究と東京裁判(東京裁判史観とは何か/戦争観をめぐって/国際法は動く)
- 戦後教育と東京裁判
(日本の悪のみを抽出して歴史を語る誤り/米ソの国益に基づいて合成された日本の近現代史像/成熟した歴史解釈を目ざす「自由主義史観」) |
- パル判事の論理(国際法は変わったか?/戦後半世紀の国際秩序/旧日本の失敗)
- コメント
|
付録 |
- 判決一覧
- 裁判官一覧
- 極東国際軍事裁判所憲章(抜粋)
- 略年表
|
トップページへ |