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| 屋上緑化完全ガイド 【書評再録】 | ||
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●環境緑化新聞（2003年8月15日） 〜屋上・壁面まで 緑化ビジネスを網羅〜 ヒートアイランドは年々悪化し、都市灼熱化は地球温暖化の3倍というスピードで進んでいる。 「都市緑化以外に、灼熱地獄を逃れる術はない」政府も、企業も、自治体も、そして市民も、その事実に目覚め始めた。 「屋上緑化」「壁面緑化」「空間緑化」など、緑化産業のマーケットは広大無辺である。 本書は、そこに第一歩を踏み出すための「案内書」である。 どんな「企業」があり、どんな「技術」「緑化アイテム」があるのか。さらに全国の地方自治体、緑化推進窓口に至るまで具体的に紹介している。 筆者は、屋上緑化のメリットはヒートアイランド対策だけではないと強調している。 地球の未来を救うのは、緑である。 ゆえにこれからは「ＩＴ」から「ＧＴ」（グリーンテクノロジー（緑の技術））への転換が必要であると述べている。 そして屋上緑化はこの「ＧＴ」の典型であると主張する。 さらに著者は緑なす自然と都市が融合した、希望ある近未来図も提示した。 現在の生活の豊かさを「衣食住」と分けて考えると、日本社会で一番貧しいのは「住」の分野である。 ゆえに豊かな21世紀住宅の未来予想図は「草屋根の家」ではないかと予感している。 もはや緑化と住宅は切り離すことができない。 そしてその先端をなすのが、屋上緑化であり都市緑化であると述べている。 その面で、この一冊には市民にも、家づくりの新しいヒントが満載されたものとなっている。 | ||
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