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樹木学

【書評再録】


●『松岡正剛の「千夜千冊」』(Web上書評サイト)にて紹介!!(7月3日付)
→ http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0809.html

●現代林業評(2001年1月号)=『樹木学』というと、そんな書名の本が国内で発行されていたせいか、樹木分類学のような本を想像してしまうが、この本は、樹木とは何か、について幅広い側面から迫ったもの。
生物学、生態学がこれまで蓄積してきた樹木についてのあらゆる側面を、わかりやすく魅惑的な洞察とともに紹介した、樹木の自然誌である。国内の専門書では見あたらなかった本である。

●林業技術評(2001年10月号)=学問分野に偏らず、あらゆる側面から「樹木とは何か」に迫り、しかも体系的にわかりやすく解説している。したがって面白く、かつ実用的である。特に樹木医やそれを目指す人たちにとっては直接役立つ有益な本である。

●熱帯林業評(2001年9月号No.52)=西欧の自然博物誌の流れを汲んだ樹木に関する知識の集大成版である。だからといって、内容が古いわけでなく、最新の情報を上手に組み込み、人が「なぜ」、「どうして」、と疑問に思うような事柄に上手に答えている。その上、文章が魅惑的である。
森林や樹木にかかわる分野を勉学中の学生はもとより、森林管理にかかわる行政官、森林インストラクターやNGO活動で植林事業にたずさわる人、さらには森林散策や庭木、園芸に興味のある人にとっても、樹木の生活を知る格好の入門書である。

●バーダー評(2001年10月号)=樹木に関する研究成果を総括したもの。樹木はどこまで高くなれるのだろう? どうやって水を上げているのだろう? 葉っぱの形がもつ意味って何だろう? 本書はそれらの疑問、すべてに答えてくれる。専門用語が頻繁に使われるが、一つ一つの話題が簡略にまとめられており、読みやすい。
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