【編者略歴】
宇野木早苗(うのき・さなえ)
1924年熊本県生まれ。気象技術官養成所(現気象大学校)研究科卒業。理学博士。日本海洋学会名誉会員。気象庁を経て、東海大学海洋学部教授、理化学研究所主任研究員を歴任。おもな著書に『沿岸の海洋物理学』『海洋の波と流れの科学』『河川事業は海をどう変えたか』『有明海の自然と再生』など。

山本民次(やまもと・たみじ)
1955年愛知県生まれ。1978年広島大学水畜産学部水産学科卒業。1983年東北大学大学院農学研究科博士課程後期単位取得退学。農学博士。日本学術振興会奨励研究員、愛知県水産試験場(技師)を経て、現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。日本水産学会水産環境保全委員会委員長。おもな共編書に『閉鎖性海域の環境再生 水産学シリーズ』、訳書に『水圏の生物生産と光合成』『水圏生態系の物質循環』など。

清野聡子(せいの・さとこ)
1964年東京都生まれ。1989年東京大学農学部水産学科卒業。1991年同大学大学院農学系研究科水産学専攻修士課程修了。1991年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程進学。農学修士(水産学)、博士(工学〈土木工学〉)。現在、東京大学教養学部基礎科学科第二、東京大学大学院総合文化研究科助手。おもな共著書に『海辺に親しむ』『消えた砂浜』『新領域土木学ハンドブック』『イカの春秋』など。

【著者略歴】(五十音順)
青田昌秋(あおた・まさあき)
1938年長崎県生まれ。1963年北海道大学理学部地球物理学科卒業。1965年同学部物理学科卒業。理学博士。北海道大学低温科学研究所助手、助教授を経て、教授、同研究所付属流氷研究施設長。2002年定年退職。現在、北海道立オホーツク流氷科学センター所長。おもな著書に『白い海、凍る海―オホーツク海のふしぎ―』、共著書に『雪氷水文現象』など。

磯辺篤彦(いそべ・あつひこ)
1964年滋賀県生まれ。1988年愛媛大学大学院工学研究科修士課程修了。博士(理学)。株式会社エコー勤務、水産大学校漁業学科助手、九州大学大学院総合理工学研究院助教授を経て、愛媛大学沿岸環境科学研究センター教授。

岩田静夫(いわた・しずお)
1939年静岡県生まれ。1964年東京水産大学漁業学科卒業。1967年同大学院修士課程修了。農学博士。(社)海外漁業協力会。神奈川県水産試験場専門研究員。(財)日本水路協会海洋情報研究センター研究開発部長。(社)漁業情報サービスセンター。(財)相模湾水産振興事業団顧問。

宇多高明(うだ・たかあき)
1949年東京都生まれ。1973年東京工業大学大学院修士課程修了(土木工学)。工学博士。日本地形学連合会長。建設省土木研究所河川部海岸研究室長、河川部長、国土交通省国土技術政策総合研究所研究総務官兼総合技術政策研究センター長を経て、現在、(財)土木研究センター理事なぎさ総合研究室長。日本大学理工学部海洋建築工学科客員教授。

風間真理(かざま・まり)
1950年石川県生まれ。お茶の水女子大学理学部化学科卒業。学術博士。現在、東京都環境局環境改善部勤務。共著書に『日本の水環境行政』『都市の中に生きた水辺を』など。

小松輝久(こまつ・てるひさ)
1952年大阪府生まれ。京都大学農学部卒業、京都大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。京都大学農学部助手、東京大学海洋研究所助手を経て、現在、東京大学海洋研究所准教授。おもな共著書に『流れと生物と――水産海洋学特論』『明日の沿岸環境を築く』『三陸の海と生物 フィールドサイエンスの新しい展開』など。

佐々木克之(ささき・かつゆき)
1942年中国・満州(現中国東北部)生まれ。京都大学理学部化学科卒業。理学博士。1971〜2002年、水産庁(現独立行政法人水産総合センター)中央水産研究所に勤務。2002年定年退職。現在、北海道自然保護協会副会長。共著書に『有明海の生態系再生をめざして』『沿岸の環境圏』など。

藤原建紀(ふじわら・たてき)
1949年岡山県生まれ。大阪大学理学部物理学科卒業。大阪大学理学研究科物理学専攻修士課程修了。通商産業省中国工業技術試験所研究員、京都大学農学部助教授を経て、現在、京都大学大学院農学研究科教授。主な共著書に『森里海連環学』『沿岸の環境圏』など。

松田義弘(まつだ・よしひろ)
1941年新潟県生まれ。東京理科大学理学部物理科卒業。理学博士。Australian Institute of Marine Science訪問研究員。東海大学海洋学部教授。日本マングローブ学会副会長。静岡県港湾審議会会長。おもな著書に『浜名湖水のふしぎ』、編著に『マングローブ水域の物理過程と環境形成』など。

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