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恐竜の足あと 【内容紹介】●本書「まえがき」より | |||
「足あとの化石」といっても、みなさんは、「そんなものあるの」と思うかもしれません。 じじつ、足あとの化石は、恐竜の骨やマンモスの牙や貝殻などの化石とくらべたら、発見されることがずっとすくないのです。そのため、みなさんが、「そんなものあるの」と思っても、むりではないのです。 ところが、足あとの化石は、ほかの化石とおなじように、大むかしの動物について知る手がかりとなるとともに、私たちに、ほかの化石からは聞けない、おもしろい話をしてくれます。とくに、大むかしの動物の生活のようすを、生き生きと伝えてくれる点では、足あとの化石以上にすぐれたものはないと思われます。 この本は「恐竜の足あと」という題で、恐竜が残した足あとの化石のお話が中心です。でも、このほか、大むかし、陸にすんでいた大きな動物や、水にすんでいた小さな動物まで、いろいろな動物が「足あと」や「這いあと」などの化石を残してくれています。ですから、これらの動物の生活のようすについても、いくつかお話したいとおもいます。 | |||
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