雨を操る 森林保護思想の変遷から読み解く気候安定化への道
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ブレット・M・ベネット+グレゴリー・A・バートン[著] 黒沢令子[訳]
予価2,700円+税 四六判上製 300頁予定 2025年5月刊行予定 ISBN978-4-8067-1682-2

森林はいかにして降雨をもたらし、循環させるのか?
3世紀に及ぶ森林と気候変動の科学史


地球温暖化に関する議論が始まるはるか以前から、人々は森林の重要性に気づいていた。

近世初頭の気候に関する思想史、ヨーロッパの科学界に
「森林破壊で降雨量が激減する」という考えが広まった経緯、
農民や地主を苦しめた帝国主義時代インドの林業改革、
森林と降雨をめぐる議論で引き起こされた政治的対立、
気候を人工的に制御する気候工学の出現、
雨水の循環における森林の重要性が軽視されるようになった時代、
そして水分子の測定技術向上によって森林が再評価されるようになった現代の科学界――。

国家・市民・科学者それぞれの立場から
時に支持され時に否定されてきた森林の気候寄与説と、
その復活の軌跡を余すところなく描く。






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