脳科学で解く心の病 うつ病・認知症・依存症から芸術と創造性まで
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エリック・R・カンデル[著] 大岩(須田)ゆり[訳] 須田年生[医学監修]
3,200円+税 四六判上製 360頁 2024年3月刊行 ISBN978-4-8067-1664-8

私たちの脳内には860億個のニューロンがあり、
ニューロン同士が正確に繋がることで、コミュニケーションを取っている。
ニューロンとニューロンの繋がりは、ケガや病気によって変化してしまう。
また、成長の過程で繋がりが正常に発達しなかったり、全く形成されなかったりすることもある。

そうした事態に陥ると、脳機能に混乱が生じて、
自閉スペクトラム症、うつ病、統合失調症、パーキンソン病、
依存症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など
精神疾患の原因となる。

こうした脳の混乱がどのように生じるかを研究し、その治療法の可能性を探ることは、
私たちの思考、感情、行動、記憶、創造性がどのようにして脳で生み出されているのか、
その解明にも繋がっていく。

神経科学者たちの研究成果、精神疾患の当事者や家族の声、治療法の歴史を踏まえながら、
ノーベル賞受賞の脳科学の第一人者が心の病と脳を読み解く。

2024/5/18(土)日経新聞書評欄で紹介されました。
筆者は池谷裕二氏(脳研究者)です。


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目次

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