| 小林朋道[著] 1,600円+税 四六判 164頁 2022年11月刊行 ISBN978-4-8067-1643-3 もし、現代社会が100人の狩猟採集生活を送る集団だったなら、 振り込め詐欺にひっかからない人は生き残っていないだろう。 著者が苦しむ生きにくさの正体を動物行動学の視点から読み解き 生き延びるための道を示唆する。 家族は病気。 頭がまわらず、たまっている仕事は進まず。 自分の実験がうまくいかない。 山中で卒業論文の指導中に、大学の車を道路わきの設置物に当てて 後部のバンパーがかなりへこむ。 こんなことが同時にやってきたら………。 かなりへこむ。怖い。不安になる。 そんなときこそ、動物行動学・進化心理学の出番だ。 その不安や恐れは"生存・繁殖にとって有利"に作用するのか? という視点から考えてみる。 この思考方法を知っているだけで、気持ちがラクになる! ― ― ― 2022/12/17(土)毎日新聞書評欄で『苦しいとき脳に効く動物行動学』が紹介されました。 筆者は渡邊十絲子氏(詩人)です。 |