まえがき
序章 日本林業の心理と行動
1 森との永遠の会話
2 大きなチャンス
3 「木材栽培業」の不条理
4 日本林業、こうすれば復活する
5 日本林業近代化の道
第1章 森と木の文明史的意義
1 木材活用の意味するもの
2 木材の長所
3 木材の新用途
第2章 日本林業の基本問題と基本対策
1 日本林業はこれから伸びる
2 林政が目指す方向とは
3 「外材問題」の所在
4 「木材革命」が折伏した役物信仰
5 好況時代
6 「拡大造林」の原罪
7 乾燥の勧め
8 林業における流通の意義
9 里山の意味と意義
第3章 ドイツ近代林業前史
1 近世林業の誕生と破綻
2 近代林業の曙
3 ターラント学派の限界
第4章 ドイツ近代林業の個性
1 ドイツ近代林業の確立
2 「合自然的かつ近自然的林業」とは何か
3 近代都市における森とは何か
4 近代林業の経済的メリット
5 「多機能林業」
6 「フリースタイル林業」
7 「恒続林施業」
第5章 林業人はいかにして育てられるか
1 林業は「人」なり
2 初等教育と「森の幼稚園」
3 中等教育
4 零細林家と林業作業員の育成制度
5 上級林業人と高等林業人の育成制度
6 ドイツ語圏の「フォレスター」
7 日本林業と担い手問題
第6章 森へ行こうよ
1 ドイツ人にとってのウアラウプ
2 最も人気のある滞在地は森
3 森での歩きのレクリエーション
4 森の宿
第7章 日本林業で実践されていたドイツロマン主義林業
1 回顧
2 接点
3 暁鐘
あとがき
索引
著者紹介
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