プロローグ North to Sakhalin
交雑帯はエル・ドラド
名前からして謎めいたマンジュリカスというカラス
マンジュリカスとジャポネンシスが樺太北部で出会っている?
第1章 初めての樺太(サハリン)
1 ゼロから立ち上げる
2 たった四時間で異次元の世界に
3 易しくないカラス撃ち
4 日本と違うカラスたちの行動
5 アニヴァ湾のハンティング・ハウス
6 北海道大学に鈴木仁を訪ねる
7 山中でカラス鍋?
[コラム]所属欄はインデペンデント
第2章 南北1000キロの島を一往復したカラス採集行
1 ヘビーデューティ・カーの確保
2 サハリン日誌2007
旅立ちの朝
再び宗谷海峡を渡る
焚火
オホーツクの浜辺で墓穴を掘る
酒席
ポロナイスクのゴミ処分場
スミルニフ、そしてテイモフスコエへ
遂に北部の街、ノグリキにたどり着く
猛禽類のための繁殖支援塔
北端の街、オハ
最北端での苦戦
中部地区支部長宅にホームステイ
腐敗させたいが、腐敗臭はたまらない
現金とウォッカ
息切れの始まったサファリ
名人でも焦る
目標達成、しかし好事魔多し
第二幕の初日
フィリアとゲルダ
初めて見た、御真影館
文字通り、紙一重
稚内から札幌へ、不思議と冷めたウィニングラン
[コラム]季節とともにうつろうカラスの親子関係
第3章 ご破算
1 不吉な予感
2 頭骨の形態を調べた結果は、否
3 遺伝子の解析結果も、否
4 ご破算
5 戦略の再構築
6 ジャポネンシスの本拠地、北海道の頭骨標本が届いたが
[コラム] いかさまサイコロ
第4章 コンコルドの失敗か?
1 大陸への扉が開いた
2 大陸日誌2009
伏木港からの日本出国
ルーシ号の船客
腰痛のカラータイマー点滅下のロシア入国
出発準備で東奔西走
初めてのルシアンジープ
最初の猟
大陸側から望む間宮海峡
バム鉄道の終着駅
基地跡に連泊
軍用車両改造ホテル
強いられた安息日
アムールトラの足跡に冷や汗
怪しい宿泊施設
アムール河口の辺境の町、デ=カストリ
吉凶相半ば
間宮海峡側の採集目標達成
琥珀が転がる河原
極東でユダヤ?
ユダヤ自治州の南縁にて
親分子分の関係
ビキンの鉄道員宿舎
ロシア版の道の駅
一見さんお断りのホームステイ
初めてのご出勤
三段階の作業
沿海州でのカラス採集、目標達成
ポクロフスキー公園で職務質問
アルセーニエフとデルス・ウザーラ
殺せなかったハシブトガラスの雛
お買い物
ラストスパート
フェイルセーフ
上弦の月に起こされて
最後の出勤
ウラジオストク出航
Amazing Grace の海と旅の終わり
[コラム]わが子への安全教育
第5章 頭骨小変異と係数倍で謎が解けた
1 形態からのアプローチ
2 遺伝子からのアプローチ
3 救世主、頭骨小変異
4 頂上直下までたどりついたが、立ちはだかる壁
5 未明のAHA!!
[コラム]ロシア側の三地域間比較と樺太・北海道比較
第6章 学際協力
1 思いもかけぬ共同研究者との対立
2 新たな証拠の出現
3 新しい地平
[コラム]異端訊問審査官(インディクション・エスパニョーラ)
エピローグ ハシボソガラスのサクセス・ストーリー
論文で使用した5枚の図表
謝辞
発表論文・著作リスト
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