島津光夫(しまづ・みつお)
1926年、岩手県一関市生まれ。
1951年、東北大学理学部岩石鉱物鉱床学科卒業。
東北大学理学部助手、工業技術院地質調査所技官を経て、
1964年より新潟大学理学部助教授、1970年より教授。
1991年に新潟大学退職後、同年、県立新潟女子短期大学学長に就任。1997年退職。
理学博士。専門は岩石学、鉱床学。
地質調査所勤務時代に5万分の1地質図幅「陸中野田」「田老」「気仙沼」を、
1993年に5万分の1地質図幅「苗場山地域の地質」を仲間とともに作成した。
日本全国、また東北アジアの各地を調査や見学で訪れた。
なかでも苗場山を含む秋山郷は現役時代の最後のフィールドで、
苗場山麓ジオパークづくりに協力したところでもあり、愛着を感じている。
フィールドを歩き、露頭を観察し、採集した岩石の薄片を顕微鏡で観察するのが研究の楽しみの一つだ。
研究対象は硬い岩石であるが、それは美しい自然の一部である。
なぜ健康長寿かとよく聞かれるが、フィールド、自然の中を歩きまわったから、と答えている。
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