| フィリス・A・ティックル[著]屋代通子[訳] 1,200円+税 四六判並製 104頁 2011年9月刊行 ISBN978-4-8067-1429-3 なぜ人は欲しがるのか。 宗教学の第一人者であるP・ティックルが「貪欲」の扉を開く! ボス、ブリューゲルなどの絵画も交え、 人々がどのように「欲望」をとらえてきたのかを探る一冊。 ◆貪欲さを源に、罪と不敬が生じ、大いなる災いが生まれる (ヒンドゥー教『マハーバーラタ』より) ◆貪欲はただのごみではない、穢れである (小乗仏教『清浄道論』より) ◆貪欲にふけるほど大きな不幸はない (道教『道徳経』より) ◆貪欲のあるところ、愛は存在しうるだろうか? (シーク教『アディー・グラント』より) 日本人にとってそのイメージは、猿や虎や蛇を組み合わせた合成獣「鵺(ぬえ)」のようなものかもしれない (井出洋一郎 巻末エッセイより) |