| サイモン・ブラックバーン[著]屋代通子[訳] 1,500円+税 四六判並製 216頁 2011年7月刊行 ISBN978-4-8067-1426-2 人はなぜ「性愛」に心ひかれるのか。 神経学者は「官能」を司るニューロンを探し、 薬学者は「官能」を調整する薬剤を調合し、 医者は「官能」の不具合をいじくりまわし、 フェミニストは「官能」に心を悩ませる。 アリストテレス、プラトン、アウグスティヌス、シェイクスピア、ホッブス―― 先人達も頭を悩ませ続けた「色欲」の世界へ、いざ出発! 何やら私は、大いなる啓示とまではいかないが、 一つのヒントを得た気はした。 色欲は本能でありつつ、 他者を必要とし媒介とするものだという ありがちな結論でもあるが (岩井志麻子 巻末エッセイより) |