はじめに 第一章 緩和ケアでのかかわり 死んでもいいんです 痛くなんかありません! 第二章 緩和ケアへの素朴な疑問 緩和ケアで治療的かかわりをしてはいけないのでしょうか? 代替療法にすがるのはいけないのでしょうか? 末期がんの患者さんはもうよくならないのでしょうか? 死から目を背けようとしてはいけないのですか? 痛みを我慢してはいけないのでしょうか? 患者さんにアドバイスをしてはいけないのでしょうか? 第三章 「安らぎ」を求めて まずは身体的苦痛を和らげる 真実を伝えるとき、伝えないとき リラックス系代替療法を積極的に利用する 第四章 一人ひとりの思いに寄り添う 心地よさをめぐるそれぞれの思い スピリチュアルケアの新たなる可能性を求めて 第五章 「希望」を求めて 緩和ケアにも希望が必要 データから見るがん患者さんの希望 患者目線と医療者目線 「あきらめたくない」という思いも大切にする 治療的代替療法の数々 第六章 心の治癒力を考える 代替療法は効くのか? プラシーボ反応と心の治癒力 がんの自然寛解(自然治癒、自然退縮) あとがき