第一章 とまらないマツ枯れ
寿命が尽きた「定めの松」
炭による延命措置の限界
広がるマツ枯れと防除の問題
薬剤散布-健康被害
薬剤散布-永年撒き続けると
薬剤散布-枯れ木の処分は
薬剤散布-薬剤散布の効果は
衰弱枯死するマツ
津波を防ぐマツが弱る
増えているマツの病気
劇的な治療効果
徒長するクロマツ
マツ枯れの発祥地
マツノザイセンチュウ病
第二章 衰退するスギ
「須佐大杉」長寿の秘訣
弱り始めた隠岐のスギ
日本海側で衰弱するスギ
関東平野におけるスギの衰退
土壌汚染と微生物
スギ花粉症
花は死に花
第三章 クリの立ち枯れ
クリの栽培はいつから
クリの病虫害
クリ栽培の普及
クリの急性枯死
調査研究の始まり
クリ園の土と微生物
クリとキノコ・菌根菌
病原菌の発見
菌根菌と病原菌の争い
肥料との関係
治す方法
第四章 広がるナラ枯れ
真夏の紅葉
ポーランドからの客
霧の中から
ミズナラの枯れ方
ナラ枯れの広がり方
芽をふかない切り株
姿を消すキノコ
なぜ豪雪地帯から
カシノナガキクイムシとは
ナラ菌のこと
北半球に広がるナラ枯れ
第五章 並行する温暖化と酸性雨
枯れる日本の樹木
枯れたウメとヤマザクラ
衰退する世界の森林
菌と共生する木が枯れる
化石燃料は過去の生物遺体
エスカレートする越境汚染
酸性雨と土壌汚染
窒素飽和と木の衰弱
第六章 樹木の死
樹木の寿命
樹木の体温
水切れ
滅びゆくもの
●あとがき
●参考文献
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