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河川の生態学 補訂版

監修者……沼田眞 →→監修者略歴と主要著書
著者……水野信彦 →→著者略歴と主要著書
    御勢久右衛門 →→著者略歴と主要著書
2900円 ●補訂版3刷 A5判 248頁 1993年4月発行

「多自然型の川づくり」のために必要な河川の環境とそこにすむ生物たちを知るための格好のテキスト。
人工化が進んだ日本の水辺環境を甦らせる河川環境調査の基本書でもある。

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【主要目次】
【第1章】河川環境とその調査法
  1. 河川の概要(河川の分類/川の形態区分)
  2. 環境調査法(勾配図の作成/調査地点の概観/測定)
【第2章】底生生物の生態学的研究
  1. 河川の底生生物をどう調べるか
  2. 河川の底生生物研究の基礎(生物群集構成員/生活史の研究/世代数)
  3. 河川の生物群集の生態(分布の研究/現存量と生活形/遷移と極相/流下・溯上と産卵飛行/食性と食物連鎖)
  4. 河川生態系の生物生産力
    (生物生産の概念/摂食量・排出量と呼吸量/羽化昆虫の量と周期性/生物生産量の推定と回転率)

  5. 河川の汚濁(無機汚濁と有機汚濁/生物学的水質判定)
【第3章】魚類の生態学的研究<
  1. 川魚の調査法(観察/採集と保存/同定と測定)
  2. 生活史の研究1--産卵と発育(産卵生態/発育の生態)
  3. 生活史の研究2--生長と食性(生長/食性の変化)
  4. 生長の研究
    (年齢形質による推定/鱗による年齢査定法の限界/連続採取法による推定/季節変化のパターン/上流と下流)

  5. 食性の研究(消化管内容物の調査法/日周変化/季節変化/上流と下流)
  6. 分布の研究(流れに沿って/河床型と分布/地理的分布に関する問題)
  7. 河川の人為的変化と魚類群衆の変遷
    (人工湖(ダム湖)の影響/水質汚濁の影響/河川改修/アユ型河川からオイカワ型河川へ)

【第4章】河川生物群集の相互関係
  • 藻類と底生動物との関係
  • 底生動物の被食量をめぐって
  • 魚、食うものの側から
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