![]() | トム・ジャクソン[著] 片岡夏実[訳] 2,700円+税 四六判 292頁 2021年9月刊行 ISBN978-4-8067-1624-2 本書には世界各地で人々が編み出してきた冷蔵方法、 天然氷から始まった氷ビジネスの軌跡、 冷蔵庫ができるまでの科学者たちの奮闘の歴史が綴られている。 そして現在、冷蔵技術は宇宙ロケット、高層ビルの空調システム、MRI、 スーパーコンピューターなどに応用され、 将来的には不老不死、テレポーテーションも可能にするかもしれないという話も出てきている。 もはや私たちの生活になくてはならない、 冷蔵技術の存在の大きさをクローズアップする異色のノンフィクション。 ――――― [原著書評より抜粋] 軽妙で個性的、楽しく読める……このまぎれもなく相当に平凡な台所製品の歴史は、 どこまでも興味深く、クールな物語だ。 ――『フィナンシャル・タイムズ』紙 面白く、目からうろこが落ちる……刺激的で読み出したら止まらない、きわめて説得力のある本だ。 ――『サンデー・タイムズ』紙 著者は低温の――厳密には人工低温の――創造へと読者を誘う。 さまざまな食べ物から水素爆弾まで、あらゆるものが冷たい空気によって可能になったことを 著者は明らかにしている。 ――『ワシントン・ポスト』紙 夏に読む肩の凝らないノンフィクションとして、これ以上のものは考えられない。 ――『インディペンデント』紙 |