| 小林朋道[著] 1,600円+税 四六判並製 184頁 2020年4月刊行 ISBN978-4-8067-1598-6 コウモリは洞窟の中で寝る位置をめぐって争い ヤギ部のヤギ・クルミがリーダーシップを発揮し、 森のアカハライモリは台風で行方不明に! 自然豊かな大学を舞台に起こる 動物と人間をめぐる事件の数々を 人間動物行動学の視点で描く。 シリーズ累計12万部超え! 大人気、先生!シリーズ。 どの巻から読んでも楽しめます。 【本書で活躍する動物たち】 子モモンガ アオダイショウ シマヘビ ニホンモモンガ テン ニホンアナグマ ユビナガコウモリ イソヒヨドリ ヤギ部のヤギたち などなど。 |
小林朋道(こばやし・ともみち)
1958年岡山県生まれ。
岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。
岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005年教授。
2015年より公立鳥取環境大学に名称変更。
専門は動物行動学、進化心理学。
著書に『利己的遺伝子から見た人間』(PHP 研究所)、『ヒトの脳にはクセがある』『ヒト、動物に会う』(以上、新潮社)、『絵でわかる動物
の行動と心理』(講談社)、『なぜヤギは、車好きなのか?』(朝日新聞出版)、『進化教育学入門』(春秋社)、
『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』をはじめとする、「先生!シリーズ」(今作第14 巻)、
番外編『先生、脳のなかで自然が叫んでいます!』(築地書館)など。
これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。
現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる。
中国山地の山あいで、幼いころから野生生物たちとふれあいながら育ち、気がつくとそのまま大人になっていた。
1日のうち少しでも野生生物との“交流”をもたないと体調が悪くなる。
自分では虚弱体質の理論派だと思っているが、学生たちからは体力だのみの現場派だと言われている。
ツイッターアカウント@Tomomichikobaya
はじめに
ヘビ好きの二人のゼミ学生の話
ニホンモモンガはテンを大変怖がる!
テンはモモンガの巣箱の出入り穴を齧ってなかに侵入するのかもしれない!
Ktくんはニホンアナグマの研究をしている
社会性に富んだ動物なんだよね
ユビナガコウモリはぶら下がって休息するとき、優位個体が劣位個体の背後に乗る!?
コウモリの群れのなかでの個体間関係って、ほとんど知られていないのだ
大学のノベルティ(記念品)とモモンガグッズ
Nkさんの技術には、イヤ、驚いた! 感心した!
ホバとの出合いを思い出させてくれた鳥との出合い
別れはまったく違っていたけど
鳥取環境大学のヤギの群れのリーダーは………
群れの内部構造の秩序に踏みこむ一歩、みたいな