第一章 人間と結びとの関係
一 結びの原始
二 結びの神秘
三 コンミュニケーション
四 結びの文様化
五 結びと儀礼
六 遊戯と実技
第二章 結びの機能を探る
一 結びの構造
二 結び方の分類
三 結びの条材
第三章 結び方の技法[1]作業結び
一 作業結着法
二 作業接合法
三 作業結束法
四 作業縮結法
五 作業結節法
第四章 結び方の技法[2]装飾結び
一 装飾結着法
二 装飾接合法
三 装飾結束法
四 装飾縮結法
五 装飾結節法
第五章 結びの本質は何か
一 結びと民俗学
二 結びと呪術
三 呪術とは何か
四 呪術と宗教および科学
五 呪術と芸術
六 結びの歴史的展開
参考文献 (3000項目)
索引
【収載629図版の一部】
第一章
新石器時代の魚網・欧州最古の籠編み遺物・埴輪・沖繩の標繩"ゲーン"・藁算・アイヌ墓標の彫りもの・能島水軍の櫓・インカの結繩文字・病気治療の呪法・九字の修法・熨斗・綾取り
第二章
縄の撚りどめ・ほん結び・つの結び・かこ結び・ねじ挾み・網の打ち方・木繩
第三章
<一>
ワイヤロープとチェーンの巻き方・ハーフヒッチとティンバーヒッチ・弦輪の結び・繩梯子の作り方・蛇口結び・もやい結び・コンパウンドノット・こしかけ結び・ふたえ結び・ダブルランニングノット・つぼ結び・鮪延繩・錨結び・かぶとの忍緒の結び
<二>
シングルノット・ほん結び・網糸の結び・かぎ結び・シングルカリックべンド・ロープヤーンノット・畳糸、毛糸、針金のつなぎ方・オーバーカリックベンド・もやいつなぎ・スプライシング・フレンチシュラウドノット
<三>
矢束結び・男結び・樽物の繩の掛け方・植木の根の巻き方・武道の襷の掛け方・捕繩の結び・鎧の胴先の帯の結び・日本刀の柄巻・足場を組む木材のくくり方・シーシンク・帆布の小穴の修理・三角包帯の巻き方・鉢巻き・あらまきの包み方・草鞋のはき方
<四>
チェーンノット・シープシャンク・テントの張り方・下駄の鼻緒のたて方・ストッパー・針金を強く張る法・貸車の荷の締め方
<五>
ひとえ結び・8字結び・ウォールノット・マンロープノット・セニットとマット・網
第四章
<一>
守袋の紐の結び・瓢の結び・三味線の根緒の結び・太刀、大小の結び方・和鞍・阿部家伝の手綱の取り方・?の革紐の結び
<二>
叶結び・五行結び・桐生結び・麻苧結び・鳥首結び・刀剣の下緒の結び・鞭結び・羽織の紐の結び
<三>
もろわな結び・樽結び・貝桶の結び・文箱の緒結び・梅結び・菊結び・挾箱の結び・袋物の下結び・香炉袋の結び・翁結び・とんぼう結び・輪結び・蝶結び・巾着の結び・弓袋の結び様・封書の結び・掛物の結び・水引の結び・おたいこ結び・だらりの帯・横綱の飾り結び・太刀の下げ緒の結び・阿部家伝、川口家伝太刀の帯取り法・刀袋の緒の結び・書物の綴じ方
<四>
鎖結び・綾結び・鷹の大緒の結び
<五>
露結び・正倉院御物組紐の結び・こはぜ結び・根付結び・けまん結び・あげまき・鮑結び・蝶結び・菱結び・真の蜻蛉結び・東結び・花結び・組み紐・麦稈真田編み・房紐・玉総結び
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