バイオマス本当の話持続可能な社会に向けて



泊みゆき[著]
1,800円+税 四六判並製 184頁 2012年2月刊行 ISBN978-4-8067-1435-4

世界でも日本でも、最も多く使われている再生可能エネルギーであるバイオマス(生物由来の有機資源)。
日本は今後、バイオマスをどう利用すべきか――
長年、独立した立場で本テーマの調査研究、政策提言をしてきた著者が示す、
バイオマスの適切な利用と持続可能な社会への道筋とは?


現在、バイオマスをめぐる多くの誤解が流通している。
● バイオマスはカーボンニュートラル(炭素中立)で温暖化の原因にならない
● バイオ燃料は環境によい
● バイオマスはたくさん使うほどよい
● バイオマス利用は地域振興の主要な手段である
● バイオマス発電の拡大で林業を再生すべき
これらすべてが間違いではないのだが、ほとんどは間違いである。


バイオマス利用の5箇条 1.林業振興と連携せよ
     日本で利用可能なバイオマスの半分以上は森林由来のバイオマス
2.木質バイオマスは熱利用が主
     電気はおまけ、液体燃料は当面難しい
3.地域振興は付加価値の高いものから
     エネルギー利用はバイオマスの最も価値の低い利用法
4.バイオマス事業は民間で、行政はサポートを
     行政はソフトインフラの整備を
5.輸入バイオマス利用は慎重に
     熱帯林を破壊し先住民に被害を与えるバイオマスもある

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