| ロバート・A・F・サーマン[著]屋代通子[訳] 1,500円+税 四六判並製 204頁 2011年5月刊行 ISBN978-4-8067-1421-7 怒りには常に理由がともなう。 しかし、正当な理由などめったにない。 怒りに傷つけられた心を持ち続けても、平和はやってこない。 怒りは最大の敵! 怒りのからくりを理解すれば、簡単に幸福を探せるのだ。 怒りは心的エネルギーのおおもとの姿である、 途方もない、「知の燃える炎」からわきたってくる。 この感情がしばしば否定的な働きをなすのは、 おおもとの純粋エネルギーが、 さまざまな煩悩の回路を通ってくる間に、 すっかり歪められてしまうからだ。 (中沢新一 巻末エッセイより) |