トップページへ

責任と癒し
修復的正義の実践ガイド

ハワード・ゼア[著] 森田ゆり[訳]


1200円+税 四六判 128頁 2008年1月発行 ISBN978-4-8067-1358-6





児童虐待、いじめ、けんか、犯罪が起きたとき、傷ついた被害者と地域コ ミュニティーはそこからどのように立ち直ればいいのだろうか。地域社会 を含めた加害者と被害者との対話を通じて、社会が受けた関係性のダメー ジからの再生への道を探る。福祉、医療、学校教育を実践の場として、世 界各地で取り組まれている修復的正義の原則を、実践に則してコンパクト に紹介。

【目次】


1章 概観
   なぜリトルブックなのか
   修復的正義とは〜ではない
   修復的正義が大切にするのはニーズと役割

2章 修復的原則
   修復的正義の三本の柱
   「誰が」「どのように」が重要
   修復的正義の目的は事を正すこと
   修復的レンズ
   修復的正義を定義する
   修復的正義の目的
   修復的正義のガイドライン
   修復的正義の道標

3章 修復的実践
   対面を伴う主要なアプローチ
   「誰が」と「どのように」によってモデルが異なる
   目的が異なるモデル
   修復的連続性

4章 「あれかこれか」なのだろうか?
   「応報的司法」対「修復的正義」?
   「刑事司法」対「修復的正義」?
   修復的正義は河である
   補遺  修復的正義の基礎的原則
   原注
   関連図書
   修復的正義の日本における実践のこれから - 訳者あとがきに代えて
   著者、訳者略歴