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開化の築地 民権の銀座
築地バンドの人びと

著者……太田愛人 →→著者略歴と主要著訳書
2200円 四六判 256頁 1989年7月発行

明治初期、もっとも知的で誠実な人びとはキリスト教と自由民権に向かった。
外人居留地をもち、海外文化の窓口として栄えた築地と、そのとなりの街、自由民権運動の拠点、銀座が生んだ四人の男たち。
原胤昭、鈴木舎定、田村直臣、戸田欽堂。
権力と離れて激しく、そして真摯に生きた彼らの足跡を丹念にたどり、激動の明治初期を生き生きと甦らせる。

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【主要目次】
第1部・築地の精神的開拓者たち
居留地誕生
カローザス夫妻
  • 築地大学校と女学校の起こり
  • 教育と伝道と出版活動
  • カローザスをめぐる宣教師たち
第2部・自由民権運動とクリスチャン
原胤昭
  • 与力からクリスチャンへ
  • 小林清親と「銀座十字屋」
  • 入獄を通して
  • 北海道獄中の面々
  • 袴をはいたサンタクロース
鈴木舎定
  • クリスチャン・ジャーナリストの草分け
  • 西南戦争の頃
  • 岩手自由民権運動のリーダーとして
  • 「盛岡新誌」の鈴木
  • 加波山事件前後
田村直臣
  • 岸田劉生が描いた田村
  • 築地バンドの気概
  • 「営の外」に出て
戸田欽堂
  • 華族の自由民権
  • 銀座の政治結社群
  • 明治政治小説のはじまり
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