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【全日本ろうあ連盟推薦】

みんなが手話で話した島

著者……ノーラ・エレン・グロース →→著者略歴と主要著訳書
訳者……佐野正信 →→訳者略歴と主要著訳書
2000円 ●3刷 四六判 248頁 1991年11月発行

ボストンの南に位置するマーサズ・ヴィンヤード島。
遺伝によって耳の不自由な人が数多く生まれたこの島では、聞こえる聞こえないにかかわりなく、誰もがごくふつうに手話を使って話していた。
耳の不自由な人も聞こえる人とまったく同じように大人になり、結婚し、生計を立てた。
障害をもつ者ともたない者の共生----この理念を丹念なフィールドワークで今によみがえらせた、文化人類学者の報告。

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【主要目次】
第1章 「ほかの人間とまったく同じだった」
●人類学と障害者●情報源
第2章 マーサズ・ヴィンヤード島の歴史
●ヨーロッパ人の入植
●漁業全盛期のヴィンヤード島
●20世紀
第3章 ヴィンヤード島の聴覚障害の由来
●遺伝性聴覚障害
●遺伝の由来
●ヴィンヤード島における初期の聴覚障害
●ケント州ウィールド地方
●ウィールド地方の聴覚障害
●清教主義
●ウィールド地方からヴィンヤード島へ
第4章 ヴィンヤード島の聴覚障害の遺伝学
●遺伝的隔離集団としてのヴィンヤード島
●ヴィンヤード島の聴覚障害の分布
●聴覚障害の発生原因に関する理論
●島の聴覚障害の消滅
第5章 聴覚障害への適応
●聴覚障害に対する態度
●島の手話
●手話の研究
第6章 島でろう者として育つ
●幼少期
●教育
●結婚
●家族
●生計の維持
●くらし向き
●政治参加
●法的義務
●社会生活
●共同体の催し物
●島で最後のろう者
第7章 歴史的にみた聴覚障害
第8章 「あの人たちにハンディキャップはなかった」
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