「新しい貯金」で幸せになる方法 あなたの生活を豊かにする「NPOバンク」「匿名組合」のススメ樫田秀樹[著]
1500円+税 四六版 208頁 2006年5月発行 ISBN4-8067-1331-7
「貯金=生き方」です! 知っていますか?賢い選択。
働けど働けど生活が豊かにならない本当のワケ。 あなたの「貯金」「投資」は一部の人間を富ませることに使われている。 口コミで広まりつつある各地の「非営利バンク」、夢を実現するための「匿名組合」なども徹底ガイド。
<著者からのメッセージ> 何気なく銀行や郵便局に預けるお金はいったいどこに行くのだろう? 多くの人がその答えを知る以前に、その疑問すら抱かなかったと思います。 じつは、数々の環境破壊や戦争に使われてしまう私たちの貯金。その一方で、既存の金融機関が市民事業に融資をしない現実。 こんな背景から今、市民が自分たちで金融機関を作り、市民から出資金を募り、市民事業にだけ融資をしていく「NPOバンク」運動が日本各地で起きています。また、資金調達能力が乏しかったNPOや零細企業でも、短期間で数百万円から1億円単位のお金を調達することを可能にした「匿名組合」を利用した市民出資も増えています。「NPOバンク」にも「匿名組合」にも共通しているのは、自分が出したお金がどう使われるかが明確であるということです。 従来の貯金では、私たちは口では「反対」と言いながら環境破壊や戦争に間接的に加担していましたが、新しい貯金では、それらへの加担を積極的に拒絶し、自分が応援したい市民事業や社会事業への出資が可能になるのです。 平和な世の中を作るのに必要なのは、市民運動に邁進することだけではありません。むしろ、貯金を替えてみるという行為が一番大きな力をもつのです。本書では、そんな事例の数々を紹介してみました。多くの方に、お金の行く末を考えてもらえるきっかけになってもらえれば幸いです。
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