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| 森の健康診断 100円グッズで始める市民と研究者の愉快な森林調査
森林と流域圏の再生をめざして、
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【主要目次】 | |
はじめに |
【はじめに】 | |
近年、森林のもつ防災や水源涵養、温暖化防止などの機能、いわゆる公益的機能が以前にも増して注目されるようになりました。日本の国土の3分の2を占める森林の4割は、木材生産を目的として植えられたスギ、ヒノキなどの人工林ですが、林業による利益が見こめなくなり、後継者が不足していることもあって、所有者が森林を手入れする意欲を失い、手入れされずに放置される人工林が増えているのが現状です。人工林が放置されると、土砂の流出や水源涵養機能の低下をもたらし、災害にも弱い森林になる恐れがあります。それを憂える都市の一般市民が森林ボランティアとして山に入って作業することもありますが、人工林の手入れ不足問題の解決に直接つながるような活動にはいまだ発展していないのが現状です。 |