トップページへ

ゴミポリシー
燃やさないごみ政策「ゼロ・ウェイスト」ハンドブック

著者……ロビン・マレー
訳者……グリーンピース・ジャパン

2800円
 A5判 232頁 2003年7月発行
ISBN4-8067-1267-1


イギリス政府にごみ政策の転換をせまった画期的リポート、待望の日本語版。

欧米の先進事例をもとに、低コストで安全な廃棄物政策を提言する。

地球上の焼却炉のじつに約3分の2(1700基以上!)が日本にある。
一方、アメリカでは過去8年間、カナダでは過去14年間、焼却炉は建設されていない。
EU諸国でも、その危険性から焼却炉離れが進んでいる。
ニュージーランドをはじめ多くの国では、焼却炉がそもそも、ない。
この違いは何か。
燃やさずに、どうやってごみを処理しているのか?
その答えが「ゼロ・ウェイスト」。
この政策を取り入れ、ごみ70%減に成功した地域もある。
「燃やさない」ごみ政策、ゼロ・ウェイストを解説した本書は、ごみ行政に疑問を感じるすべての人の必読書。行き詰まった日本のごみ行政にさす希望の光。

「ゼロ・ウェイスト」とは……… 明確な達成目標を設定し、焼却せず、環境負荷を減らしながら、 具体的にごみを出さないようにする手法のこと。

「ゼロ・ウェイスト」の3大目標
1−有害物質を排出しない
2−大気汚染しない
3−資源をムダにしない

「ゼロ・ウェイスト」の重要なポイント4L
1−Local 地域主義
2−Low Cost 低コスト
3−Low Inpact 低環境負荷
4−Low Tec 最新の技術にたよらない

書評再録 読者の声
【目次】

  燃やさないごみ政策のススメ―訳者まえがきにかえて……6

1 廃棄物と環境……16
2 ゼロ・ウェイスト……32
3 リサイクルの普及……44
4 ゼロ・ウェイストへの道……62
5 グリーン素材革命……87
6 ゼロ・ウェイストへの移行……99
7 英国の廃棄物政策の方向……110
8 焼却中心の一括政策……128
9 英国のためのゼロ・ウェイスト政策……147
10 リサイクルを超えて……179
11 新たな目標に向かって……195
  訳注……205
  原注……210
  索引……227

  コラム
1ゼロ・ウェイスト政策担当者へのインタビュー1……28
2ゼロ・ウェイスト政策担当者へのインタビュー2……59
3オーストラリア・キャンベラ市の場合……83
4ニュージーランド・ゼロ・ウェイスト・トラスト設立者へのインタビュー……107
5ニュージーランド・ポリルア市の場合……125
6カリフォルニアのゼロ・ウェイスト決議……144